シリコン系化粧下地・ファンデーションの役割と誤解、問題点

2017年12月8日

※正しくはシリコーンですが便宜上シリコンと書いています

 

シリコンは一部の?不遇な待遇とは裏腹に、性質上、様々な化粧品に使われています。

  • 崩れにくい
  • 皮脂テカり防止
  • 毛穴レス、毛穴カバー
  • ウォータープルーフ製品

このように謳っているものにはまず使われています。ウォータープルーフ製品はシリコンなくして語れません。

また、パウダーファンデーションにもシリコンはよく使われています。顔料や色素が直接肌に触れるのを防ぐためにシリコンで粉をコートして肌への刺激の緩和しています。

 

柔らかく滑らかで、ギトギトしないオイルなので、シリコン系の下地を使うと肌表面がサラサラになってファンデのノリがよくなりますよ。毛穴下地については下記記事を参考にしてみてください。成分名の最後尾に「~コン」もしくは「~シロキサン」とついていればそれはシリコーンオイルです。

 

 

シリコンの性質と誤解

シリコンの性質は、「ずば抜けた安定性」と「皮膜性」です。

シリコンは基本的に生体に影響を与える物質ではありません。皮膚に浸透しないので毛穴に詰まりやすいわけでもありません。良くも悪くも、反応しない物質です。アレルギーの可能性のもほぼありません。

 

日常的に使われているものでいえば、コンタクトレンズ、整形に使われるシリコンプロテーゼなど、シリコンは極力安全で安定性の高い物質です。成分表の中ジメチコンと書いてあるだけで拒否反応を起こしてちゃダメですよ。

 

シリコンの皮膜力の高さは実際に化粧品に使われているので言わずもがな。しかも、構造が網目状なので汗も皮脂も通します。汗や皮脂は、シリコンの網目状の隙間から上がっていくのでテカったりしますが、土台が動かないからハゲたりヨレたりしないわけです。

そしてさらに、浮き出た皮脂や汗を、ティッシュで押さえたりすれば、元通りというわけです。

 

シリコン系化粧品の問題点

  • 乾燥しやすい
  • クレンジングが大変
  • 肌が弱い人は荒れることもある

一般的に言われるのはこのような感じ?だと思います。1つずつ説明してみます。

乾燥しやすい

経験上、崩れない系の下地やファンデーションは乾燥しやすいかと思います。それは、肌の水分と一緒に蒸発するタイプのシリコンがあるからです。

揮発性のシリコンは、シクロジメチコンやトリシロキサンなどがあります。

 

 

クレンジングが大変

シリコンは石鹸や植物オイルでは落とせません。水にも油にも馴染まないシリコンですので、植物オイル+コットンで拭き取りで物理的な力を加えても完全には落ちませんし、石鹸を弾きます。

ただし、シリコン自体は肌に残っていてもさほど問題にはなりません。周りにこびり付いた皮脂やメイク成分が一緒に残りやすく、肌が荒れる原因になるというわけです。

 

※成分表示にシリコンがある=クレンジング必須というわけでありません。シリコンの配合量によっては簡単な洗顔で落ちるようになっているはずですし、揮発性のシリコンは時間ともに蒸発するため、比較的落ちやすいシリコンです。基本的には、製品の説明書をきちんと読むことが重要です。特に汗や皮脂に強い、落ちにくい、ウォータープルーフと書いてあるもの。

シリコンを落とすオイルクレンジング

シリコンは水にも、油にもなじまない。しかもそれが多く配合されていたら、ミルクやクリームタイプでは落ちにくいですよね。そこでオイルクレンジングの登場です。

 

「物質は同じもの同士によく馴染む」という性質があるため、オイルクレンジングの中でも落ちが良いのは、シリコンオイルやミネラルオイルなどの炭化水素系のオイルが配合されたものです。

※同じオイルでも、植物オイルはシリコンを溶解できません。

クレンジングオイルは刺激が気になる?ジレンマ的な

クレンジングオイルは刺激が気になる…というのは周知のとおりで、配合されている界面活性剤よりもシリコンを溶解するために使用している成分に刺激がある事が多いのです。

 

スキンケアに使用されるミネラルオイルは分子量大きく、肌に浸透せずに膜のような役割があるのですが、分子量が小さい方がメイク汚れなどとは馴染みがよいので、オイルクレンジングには分子量の小さいものが使用されています。

シリコンオイルもミネラルオイルもシリコンを溶解する特殊な合成オイルも、低分子のものは若干浸透する傾向があり、刺激があるという部分で共通しています。

 

ただし、メーカーも工夫して分子量が小さすぎずシリコンにも溶解性が高いオイルを選んで開発しているようです。

 

こればかりは、成分表を見てもわかりません。ジメチコンというシリコンは分子量が大きく、刺激性も低いのですが、分子量が小さく刺激の強いものも同じ「ジメチコン」です。一般的には刺激の低いものはスキンケアに。若干刺激があるものはクレンジングに使用されている様ですね。

 

分子量が小さくないと汚れ落ちがいまいち、でも刺激がある…ジレンマですね。

まぁこういった問題もあり、シリコン系の化粧下地を使うのであればお手頃クレンジングは避けた方がいいかも?とは思うのですが、特別肌が弱い人でなければ、日常的にシリコンが入った下地やファンデの力を借りた方がすっと快適に過ごせることが多いかと思いますよ。

Posted by okinawa